今回は、メダカの飼育は難しいのかというテーマについて執筆します。
メダカは飼育書などには飼育が簡単だと書かれていますし、幼稚園や小学校などでも飼育されており、初心者向けの魚だとされています。
しかし、意外とすぐに死なせてしまった方も多いのではないでしょうか。
様々な魚を飼育した経験がある私がメダカの飼育難易度について説明します。
メダカの飼育難易度は「中」
私の感想では、メダカの飼育難易度は中ぐらいです。感覚的には赤コリ青コリより難しく、ラミレジィなどの小型アピストよりは簡単だと思います。
メダカは導入時など環境の急変が起こると死んでしまいますし、一度調子を崩すと元に戻らないです。特に水槽でメダカを飼育していると突然メダカが全滅したりポツポツと死んでしまうといったアクシデントに見舞われることがあります。
私もメダカ飼育のコツを掴むまでは致死率が100%でしたが、現在はいくつかのことに気をつけるようになってからほとんど死ななくなりました。
このため、メダカの飼育は決して難しくありませんが、グッピーやアカヒレのように何も考えなくても飼育できるほど簡単ではありません。
ここでは飼育難易度が圧倒的に低い熱帯魚や金魚などと比較してメダカの飼育で簡単なところや難しいところを書いていきましょう。
メダカと金魚の飼育難易度
メダカと金魚の飼育難易度は、長物と丸物によって異なります。まず、和金やコメットなどの長物とメダカを比較すると圧倒的に金魚の方が簡単だと思います。少なくとも金魚は病気に感染していない限り、買ってきてすぐ死んだりポツポツ落ちるようなことなありません。
しかし、メダカの場合は導入時に気をつけないと全滅もあり得るため長物の金魚よりは難しいでしょう。
ただし、らんちゅうなどの丸物はデリケートで病気や突然死、原因不明の体調不良なども多いためメダカより難しいと思います。らんちゅうやピンポンパールなどの種類が問題なく水槽で飼育できるのならメダカは簡単に飼育できるでしょう。
メダカとグッピーの飼育難易度
メダカとグッピーの飼育難易度を比較した場合、圧倒的にグッピーのほうが簡単でしょう。
まず、グッピーは非常に水質悪化に強いです。メダカが野生では絶滅危惧種に指定されている一方でグッピーは温暖化の影響で日本の河川で急増しているのが何よりの証拠です。水合わせは適当、餌やり、水換えも適当で問題なく増えるのがグッピーです。
またグッピーは稚魚も成長した状態で産まれてくるため非常に丈夫です。このため、グッピーを飼育している感覚でメダカを飼育するとまず間違いなく失敗します。
繰り返しますがメダカはそこまで弱い魚ではありませんが、グッピーなどの熱帯魚が強すぎるために飼育難易度が高い難しい魚に感じるのだと思います。
メダカとネオンテトラ・アカヒレなどの飼育難易度
メダカとネオンテトラ・アカヒレなどの飼育難易度は圧倒的にメダカのほうが難しいでしょう。ネオンテトラなどは病気にほとんど感染しません。非常に丈夫な熱帯魚で水質悪化にも強いです。一方、メダカをネオンテトラと同じ感覚で飼育したらたちまち全滅すると思います。
メダカとベタの飼育難易度
メダカとベタの飼育難易度は同じぐらいだと思います。ベタは瓶でも飼育できる魚だとされていますが、実際は水の汚れにはそこまで強くありません。このため水換えが必要になりますし、意外と病気にもかかりやすい傾向があります。ただし、普通の水槽で普通の熱帯魚として飼育すると非常に丈夫で飼いやすいです。
とはいえ、グッピーやネオンテトラと比較するとそこまで強くないため、メダカと同じぐらいの飼育難易度だと思います。
メダカの飼育難易度はコリドラスと同じぐらい
メダカの飼育難易度は多分コリドラスと同じぐらいです。コリドラスも初心者向けの簡単な熱帯魚だと言われていますが、痩せて死んだり突然具合が悪くなったりするなどデリケートな面もあります。ですが、定期的に水換えをしたり、餌に気をつけていれば問題なく飼育できます。また、私の感覚ではコリドラスとメダカの生態は結構似ていると思います。
コリドラスを飼育されている方はメダカもコリドラスと同じ管理法をすることで長生きさせることができると思います。
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