“猫の未来とびら” が開催する保護猫の譲渡会へ参加してみた

3/15.

コロナの影響で開催中止が相次ぐ中、コチラの団体は譲渡会の開催をする事を聞きつけ、早速参加してみる事にした。

場所は東銀座駅より徒歩2分程のオフィスビルのB1F。

案内の看板に従い建物の奥へ進むとにぎやかな声がたくさん聞こえてきたのですぐわかる。

扉を開けるとそこにはたくさんの人。人。猫。

やはり多いのは40歳を過ぎたであろう年配の女性と家族連れ。

入ると受付の女性が消毒とアンケート用紙の記入を促してくれる。

住まい・年齢・留守の時間、お目当ての猫はいるか等を記入する。

この用紙は希望の猫がいた際、飼い主へ提示するものらしい。

といっても飼い主はあまりアンケート用紙を熟読するイメージはなかったが。

記入が終わると“ごゆっくりどうぞ”と譲渡会に参加した猫たちを見て回れる。

因みに受付の女性は今までの保護猫の会場とは違い若く、丁寧で愛想がとてもよかった。

今回、譲渡会に参加していた猫は20匹くらいだろうか。

コの字型に並べられたゲージの前を里親希望者たちが見て回っているが、やはりこういう所で遠慮をしていると、すぐに年配の人たちがグイグイと前に出てくる。

参加猫も”子猫4割 成猫6割”と行ったところか。

意外と子猫には人だかりはできていなく、長毛種の成猫に集まっている印象があった。

会場の雰囲気はどんよりとしている事はなく、とても明るい雰囲気だったのを覚えている。

事前に参加する猫をチェックしていたのでお目当ての猫にすぐ会えたが、ここで先程記入したアンケート用紙を飼い主へ提示する。

事前の譲渡条件はクリアしているので細かい話が出来ると思ったが突然

“留守が一切ないご家庭限定です”との事。

こういった事はよくある。

ネットに記載がある譲渡条件はあくまで“テンプレ”で、飼い主独自のルールを勝手に決めているのだ。だから事前の条件なんて基本あてにならないと思っている。

中には、実はめちゃくちゃ緩いなんて人もいる。

そういった事をする人達だというのは重々承知しているので特に驚きもしなかったが、必ず“他の譲渡会でも皆おなじですよ”等と、“他でも同じ”という事をアピールしてくる。

しかしこれは真っ赤な“ウソ”だ。

何故なら飼い主よりはるかに多くの譲渡会へ参加している自分からしてみると、どの会場へ行っても“自分ルールはどこでもみんなと共通”と勘違いをしている人が多いのを知っているから。飼い主の言動は注意が必要。

“へぇそうなんですね”と聞き流し他の猫たちを見学して20分位で帰路についた。

通常であれば文句を言いたくもなるが、保護猫が幸せになれるのならと考える様にしている。

ちなみにアンケート用紙はプライバシーの保護から持ち帰り処分をする事が出来る。

まとめ

スタッフの方の対応はとても良いが、参加者と飼い主の見分けがつきづらい。

首からネームを下げてる人が飼い主なのか?と自己判断で話しかける必要がある。

また、飼い主から声を掛けられるのは“家族連れ”“年配女性”だ。

私のような男性一人や、カップルはあまりいい顔をされないと感じた。

結局、どれだけ運営が譲渡会の開催に尽力をしようとも、譲渡条件を飼い主の判断にさせてしまうと“独自ルール”がまがり通ってしまう。

そうするとどうなるか、“猫を授かりたいけど、あの飼い主はルールが厳しいし、クセあるし、愛想も悪いし、あの人から譲られたくないなぁ”などと思うだろう。

自分はそんな経験がたくさんある。

それに“保護協力費”や“諸経費”といった名目で別途2000円~5000円請求をされる、いいのだが、中身の説明をしてくれない、理解していない人もいるので注意が必要だ。

地域や飼い主によってそういった金額に差があるのもおかしな話だと思う。

“生き物の命をお金で売買しないで”等と謳っている広告をよく見るが、今では保護猫も同じだと思うのは自分だけだろうか。

結局は“人対人”だという事をちゃんと考えなければ、保護猫は増えても、飼い主は増える事はないだろう。

出来る事なら運営が譲渡条件の見直しや里親志望の家庭との話合いの間に入ってくれた方が、もっとスムーズかつ円滑になると思う。

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