我が家に生後9か月の保護猫がやってきました。
幼い頃からクリニックで過ごしていたのである程度の人慣れはしていますが、夜、ゲージで一人にさせると”ニャーニャー”と夜泣きをするんです。
明かりをつけ寝床を確認すると、キョトン顔で“なんだ?どうかしたか?”といった素振りでコチラを見てくるんです。
人が居ると泣かなくて、日中も泣かないのに、夜になるとナゼ泣いてしまうのか。
猫もきっと何かしらのストレスを感じています。
それと共に、飼い主もこんな状況が毎日続いてしまうと、寝不足とストレスで体調を壊してしまう恐れがあります。
そこで、“なぜ猫は夜泣きをするのか?”原因を色々と調べてみました。
■環境の変化による不安
今までいた所から全く知らない家、知らない人が居ると不安になるのは猫も同じ。それに夜は真っ暗な部屋で猫一人だと不安になる気持ちは人間も一緒ですよね。
■発情している
時期にもよりますが2月~4月頃は発情期です。
その為に去勢等していない猫は相手を探すべく泣いてる可能性があります。
■認知症・痴呆症
実家で20年生きた猫はまさにコレでした。
人がいないと大きな声で“アオーン!アオーン!”と泣いてました。
獣医さんに相談をした所「もうおじいちゃんだから認知症になってる可能性が高いね」と言われた事があります。
■お腹が減っている
猫はストレスを感じやすい生き物です。
慣れない時は人間が居るとごはんをあまり食べない事がありますよね。
寝静まった後にゴハンを食べだす猫もいますが、“もっと食べたいぞ!食わせろ!”と泣いて催促をする子もいます。
■トイレの汚れ
猫は綺麗好きでもあるんです。
だからトイレのオシッコやウンチがそのままだとそこでトイレをしない事がよくあります。
ま場合によっては、トイレ以外で粗相をしてしまう事も。
また、トイレの砂によっても変わります。
今では砂が大きめのタイプから小さめのタイプまで様々。
ちゃんとコマメに掃除をしてあげる事が大事ですが、それ以前にトイレを使ってくれない場合は、砂を見直す必要があるかもしれません。
■遊びたい
猫は夜行性の生き物です。
実家の20年生きた化け猫は良く深夜に“ドダダダダダ!”と独り運動会を始めていました。
日中は留守にして遊んであげれていない猫は、有り余る体力を発散させたいのかもしれませんね。
上記の内容が夜泣きをしてしまう主な理由だと思います。
では、改善するにはどうしたらよいのでしょうか?
■構って欲しいアピールは無視
非情に心苦しくて難しいかもしれません。しかし、心を鬼にして“無視”しましょう。
そうしないと、“お、この飼い主は泣けば構ってくれるんか!ニャァ~!”となりかねません。
構ってアピールの夜泣きには、“無視”をして“泣いても構ってもらえない“事を覚えさせましょう。
■発情して泣く猫には避妊・去勢手術を
これが一番効果的です。生理現象なので“無視”では泣き止みません。
また去勢手術をする事によって“スプレー行為”を防ぐ頃にも繋がります。
マーキングみたいなものですね。
■認知症の猫にはスキンシップ
歳をとった猫には、今まで以上にスキンシップをとり安心させてあげましょう。無理に遊ぶ必要はありません。
撫でて、話かけてあげる。それだけで十分喜んでくれるはずです。
“いつもいるよ”と安心感を与えてあげるのが大事だと思います。
■食事の量・時間を変える
食欲旺盛な時期な人間にもあります。
もしかしたら今までの食事量では少ないのかもしれません。
いつもよりちょっとごはんの量を増やしてみたり、もう少し遅い時間にごはんを与えてみて空腹感を与えない様にしてあげれば、“腹が”減った!“と夜泣きをする事は無くなると思います。
■トイレをこまめに掃除
先にも書きましたが、粗相をしない様に猫のトイレは常にキレイにしてあげましょう。
また、猫の成長に伴い、トイレが小さく感じているかもしれません。
猫の身体より1.5倍程おおきいのが理想と言われていますが、パツパツでなければ大丈夫かと。
■遊んでストレス・運動不足の解消
夜ぐっすり寝てもらうには一番。
寝る前にたくさん遊んで、ストレスを解消させてあげましょう。
すると自然にごはんもバクバク食べ、たくさん寝てくれます◎
以上の様に、対策と改善方法はいくつもあります。
どれも難しい事は無いので、よく観察をして猫に合った対処法を試して夜泣きの改善につなげましょう。
因みに我が家にやってきた保護猫が夜泣きをしてしまう原因は、「保護されたクリニックで“にゃ~にゃ~”と泣けばゲージから出してもらえるのを覚えてしまっている為です。甘やかせてすいません、、、」と連絡がありました。
体調が悪いとかどこか痛いとかではなく良かったですが、なんて甘えん坊の猫様なんでしょう。。。
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